第2回 症例検討会
投稿日:2019年11月21日
カテゴリ:スタッフブログ
こんばんは、コーディネーターの藤田です。
本日は、休診日を利用し都内某所にて、当さとう歯科クリニックの歯科医師先生方に、私も同席をさせて頂き、年内2回目の症例検討会を行いました.
今回は、例年に比べ少数での発表ではありましたが、各々用意したスライドを用いて、非常に内容濃く議論されました。先日のブログにも挙げていた「グルコセンサー」の測定に加え、「舌圧測定器」を使用した数症例の検査数値について、大変興味深い結果データが示されたことは、今後の診療方針、患者さんの口腔内管理方針において、大きな発見でした。
歯がない(欠損箇所がある)方の健康管理・検査の一つとして、「噛めているかどうか」についての客観的な測定基準があり、その数値の変化を追うことで、「以前よりも噛めるようになったのか」ということの事実確認が出来るわけです。
初めての義歯を作る、新しい義歯を作り直す、インプラントをする、ブリッジをするといった、所謂「欠損補綴」(歯がない箇所を人工的に補う)の治療を要する患者さんには、こうした検査を作製前・作製後に実施し、以前よりもどのくらい咀嚼機能において「改善」がなされたかという指標として説明できる大変有効な手段であり、また装着されたものを使って「きちんと噛めるようになるまでの過程」が重要であることも理解出来ました。
また、口腔内スキャナーについてのプレゼンでは、インプラントの上部構造製作までの症例について、また今後義歯や被せ物全般におけるスキャナーの将来性についても議論され、大変興味深い内容でした。普段の診療では、なかなか各自の症例から課題や検証といったことを話し合う時間が取れないので、このように定期的な症例発表・検討会を実施しています。今後もこうした地道な取り組みをもとに医院の診療技術や診療方針を、より良くしていこうという先生方の気持ちが強く感じられた1日でした。
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