年に一度は「口腔がん検診」

こんにちは、コーディネーターの藤田です。

本日は「口腔がん検診」についてのお話です。

そもそも「口腔がん」とは、どのようなものか。お口の中にも癌が出来ることをご存知でしょうか。実は日本人の2人に1人が癌にかかり、3人に1人は癌で死亡します。癌治療はとにかく早期発見早期治療が何より大切です。「口腔がん」で亡くなる人は年間約3000人、癌全体の1～3％、患者数は7000～8000人程で毎年増加傾向にあり、年齢別発生頻度は、50～70歳代の中高年で半数以上に上るのだそうです。

口腔がんにならないように、日頃、家庭で気を付けることもあります。

・たばこ、お酒を控える

・偏食せずにバランス良い食生活を心がける

・歯みがき、うがいを習慣化して口の中を清潔に保つ

・合わない入れ歯、穴の開いた被せ物、治療していない虫歯があれば放置せず治療する

お口の中にできる癌は主に、舌、口腔底、歯肉の順に多いですが、60％以上が舌に出来ると言われています。それも舌縁と呼ばれる舌の側部が好発部位だそうです。口腔がんは、比較的目に見えて見つけやすい部位に発生するのですが、まだまだあまり認識がない為に、気付いたときは進行しているケースがほとんどなのだとか。

定期的に歯科クリニックで受診することが、予防策の第一歩になります。

厚木市では、市内在住の40歳以上の方を対象に、毎年口腔がん検診の検査案内を発送しています。また、厚木歯科医師会では「口腔がん検診」を受けれる歯科医院の紹介案内もしています。当院も、口腔がん検診が受診できる歯科クリニックとして手を挙げていますので、厚木市からの案内が届いたら、まだ受けたことがない方は是非、ご自身の健康を確かめて、安心な年を過ごしましょう。